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INTRODUCTION

監督のアーサー・ジョーンズは、友人のマットを助けるため本ドキュメンタリーを制作。アニメーションを駆使しながら、今最もホットでダークな問題を浮き彫りにした。さらにNetflix「ボージャック・ホースマン」のリサ・ハナウォルトや漫画家のジョニー・ライアンなど、気鋭クリエイターたちも登場。フィクション=ミームが現実世界に影響を与える時代におけるクリエイターの苦しみと喜びも描かれる。

サンダンス映画祭新人賞を受賞、アメリカNo1映画批評サイト「ロッテントマト」で96%Freshを獲得し、「いますぐ必見の痛烈なポリティカル・ドキュメンタリー」(Polygon)など、海外メディアからも絶賛される本作が遂に日本上陸!

STORY

マット・フューリーの漫画「ボーイズ・クラブ」は、チルでハッピーなキャラクターたちが繰り広げる若者のリアルな日常を描き、カルト的な人気を博した。しかしその主人公ぺぺが放ったセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が全ての始まりとなる。いつからか掲示板やSNSには、このセリフと共に“ネットミーム”として改変されたぺぺが溢れだした。そして2016年アメリカ大統領選時には、匿名掲示板「4chan」でオルタナ右翼たちが人種差別的なイメージとともにぺぺを大拡散。挙げ句にADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定される始末…。マットの思いとは裏腹にぺぺの乱用は加速し続け、なんとトランプ大統領の誕生に一役買うまでになり…!

CAST

マット・フューリー
1979年、オハイオ州コロンバス生まれ。オハイオ・ウェスリアン大学で美術を学ぶ。
子どものころから、漫画やビデオゲームが好きで、絵を描くことに夢中になっていた。もちろんカエルの絵も。「ボーイズ・クラブ」のほかに絵本「ナイトライダーズ」などを発表。世界各国で個展、グループ展が開催され、日本でも2009年にビームスT原宿で個展が開かれた。現在はロサンゼルスを拠点に活動中。
  • アイヤナ・ウデセン
  • ジョニー・ライアン
  • リサ・ハナウォルト
  • エミリー・ヘラー
  • クリス・サリバン
  • スーザン・ブラックモア
  • デイル・ベラン
  • ジョン・マイケル・グリア
  • ミルズ
  • アレックス・ジョーンズ
  • マット・ブレイナード
  • リチャード・スペンサー
  • オーレン・シーガル
  • ジェレミー・ブラックバーン
  • ピーター・ケル

DIRECTOR

監督:アーサー・ジョーンズ
監督、アニメーター、脚本家。本作が監督デビュー作となる。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン卒業。マット・フューリーと同じインディーズコミックシーンで育った漫画家で、2011年に自身のイラストをまとめた本「Post-it Note Diaries」 (Penguin/Plume Paperbacks)を出版。これまでのキャリアでは、ジャーナリストやドキュメンタリー映画制作者のためにアニメーションやモーション・グラフィックスのアートディレクションを行い、ニューヨーク・タイムズ、VICE、調査報道機關、国際ジャーナリスト連合などの企業と仕事をしてきた。
2016年、ぺぺがADLにヘイトシンボル認定されたあと、友達でありぺぺの生みの親のマットがイメージ奪還のため、ネット上にポジティブなペペの画像を氾濫させて欲しいと頼んできた。僕は彼に協力したいと思ったし、職業柄それ以上のことができる立場だと思った。 ぺぺにまつわる旅は決してまっすぐな道ではなく、まだ終わりも見えない。ぺぺの公の場での人生は変化し続けていて、時には取り返しのつかないほど陰鬱だと感じるけれど、同時に無限の希望で溢れてもいる。ペペに起こったことは現代の僕たちが住むこの世界を物語っているということを映画で描いたんだ。

REVIEW

いつしかシミュラークル化しネットミームとなったぺぺが
ヘイトのシンボルに祭り上げられる流れからは、現代アメリカの諸問題が透けて見える。
こうした一連の展開と併走する、ネットカルチャー色の濃い作中のアニメーションも秀逸だ。
青野賢一
(「ビームス ディレクターズルーム」クリエイティブディレクター/ライター)
それは伝染し、増殖し、変異する。さながらウイルスのように。
だがこのミームが取り憑いて書き換えるのは遺伝子コードではない。
他ならないこの現実である。
木澤佐登志
(文筆家)
「そんなことある!?」って驚いたり「ああそうか、だから…!」って膝を打ったり。
ペペに何が起きたかを知るほどに、世界を覆う憎悪の正体が見えてくる!
あまりにも刺激的で、時を忘れてのめり込んだ。
瀧波ユカリ
(漫画家)
「こんなことあるのか」と驚いた後で、
「こんなことばかり起きているのかもしれない」と考え込む。
事実を曲げて、潰して、あざ笑う。
大声で挑発し続けるアレやコレの姿が、自分の近くでいくつも浮かんだ。
武田砂鉄
(ライター)
記憶の欠落。
コピーが繰り返されることでオリジナルの記憶が失われ、
ただの入れ物と化したキャラに様々な意味が埋め込まれていく。
たかがミーム? いや、それは文化を形成する遺伝子だ。
では僕らは今、どんな文化を育んでいるのか?
ダースレイダー
(ラッパー)
文化的遺伝子って常々ポジティヴに捉えてきたけれど、
どこまで創作の自由を解放して、どこまで厳しく制限するのか。
その判断とバランスって本当に悩ましい。
表現の自由・創作文化の発展は狭めたくないけれど、キャラクターの尊厳は守りたい。
じゃあその尊厳ってなんだろう?
手のつけられないモンスターに変わってしまう怖さ、そして教訓と課題をこの映画は突きつけてくる。
手塚るみ子
(プランニングプロデューサー)
1月6日、アメリカで起きた国会議事堂占拠の社会的背景を、本作は見事に説明している。
アート作品がインターネット上で、アノニマス集団によって略奪、悪用される経緯には既視感があって、
人ごとではないと震えた。
長島有里枝
(写真家)
トランプ現象の中で憎悪と差別のモンスターに変貌したキャラクター・ペペ。
SNSの中で情報が独り歩きする時代の中、主人公・マットの悪夢に私たちもいつ遭遇するかわからない。
マットにとって、ペペは自分の分身であり、「ペペ奪還運動」は自分を取り戻す心の叫びだ。
「ペペ奪還運動」が軌道に乗ったころに生まれた「うれしい誤算」に心からほっとする。
それは、私たち自身がマットになりうるからだ。
前嶋和弘
(上智大学教授)
心優しいカエル、ぺぺ。
それがトランプ支持者や白人至上主義者に乗っ取られ、ヘイトのシンボルにされてしまう。
作者は自分の分身でもあるぺぺを取り戻そうとするが……。
ぺぺは、トランプに踏みにじられたアメリカそのものだ。
町山智浩
(映画評論家)
アメリカと国際政治に対するペペの巨大な影響力に瞠目。
ダークで複雑なテーマを軽やかなエンターテイメントに仕上げた間違いなく必見のドキュメンタリー!
ミキ・デザキ
(映画『主戦場』監督、YouTuber)
ともすると人が求めがちな「シンボル」や「アイコン」は、ネット上で独り歩きを始め、やがてどこまでも加速する。
「分かりやすさ」と「過激な言葉」の濁流の水底に何が堆積しているのか、この映画はあぶり出す。
安田菜津紀
(NPO法人Dialogue for People副代表、フォトジャーナリスト)
このドキュメンタリーを絶対見てくれ!とても素晴らしいんだ。
ぺぺはマジで面白いコミックから生まれた、この世で最も愛すべきカエルだ。
ジャック・ブラック
(『スクール・オブ・ロック』『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』)
才気溢れるアーティストの
素晴らしい肖像画
ダーレン・アロノフスキー
(『レスラー』『ブラック・スワン』)
いますぐ必見の痛烈な
ポリティカル・ドキュメンタリー
Polygon
奇妙で恐ろしい冒険!
Variety
無邪気さの喪失を描いた
ゾッとする現代の寓話
Indiewire
畏敬の念を禁じ得ない
Mashable

TRAILER

  • 🐸予告編(150秒ver)

  • 🐸特報(80秒)

THEATER

2021年3月12日(金)よりペペ奪還作戦開始!ユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国順次公開!
2021年9月10日現在

※上映劇場・日程が変更となる場合がありますので、
鑑賞の前に必ず各劇場にご確認ください。

◆劇場イベント情報◆



北海道・東北

地域 劇場 電話番号 公開日
北海道札幌市 シアターキノ 011-231-9355 【上映終了】5月8日(土)~5月14日(金)
宮城県仙台市 チネ・ラヴィータ 022-299-5555 【上映終了】4月2日(金)~4月15日(木)

関東

地域 劇場 電話番号 公開日
東京都渋谷区 ユーロスペース 03-3461-0211 【上映終了】3月12日(金)~4月16日(金)
東京都新宿区 新宿シネマカリテ 03-3352-5645 【上映終了】3月12日(金)~4月22日(木)
東京都世田谷区 下高井戸シネマ 03-3328-1008 【上映終了】6月19日(土)~6月25日(金)
神奈川県横浜市 シネマ・ジャック&ベティ 045-243-9800 【上映終了】5月1日(土)〜5月14日(金)
神奈川県川崎市 川崎市アートセンター 044-955-0107 【上映終了】4月17日(土)〜4月23日(金)
神奈川県厚木市 あつぎのえいがかんkiki 046-240-0600 【上映終了】5月29日(土)〜6月11日(金)
群馬県高崎市 シネマテークたかさき 027-325-1744 【上映終了】5月29日(土)〜6月4日(金)
栃木県宇都宮市 宇都宮ヒカリ座 028-633-4445 【上映終了】7月2日(金)〜7月15日(木)
栃木県小山市 小山シネマロブレ 050-3196-9000 【上映終了】6月11日(金)〜6月24日(木)

中部

地域 劇場 電話番号 公開日
愛知県名古屋市 名古屋シネマテーク 052-733-3959 【上映終了】3月27日(土)~4月16日(金)
愛知県刈谷市 刈谷日劇 0566-23-0624 【上映終了】5月21日(金)〜6月3日(木)
静岡県静岡市 静岡シネ・ギャラリー 054-250-0283 【上映終了】4月16日(金)〜4月29日(木祝)
長野県長野市 長野相生座・長野ロキシー 026-232-3016 【上映終了】5月22日(土)~6月4日(金)
長野県松本市 松本CINEMAセレクト 0263-98-4928 【上映終了】6月18日(金)のみ
長野県上田市 上田映劇 0268-22-0269 【上映終了】7月3日(土)~7月16日(金)
新潟県新潟市 シネ・ウインド 025-243-5530 【上映終了】6月26日(土)~7月9日(金)
富山県富山市 ほとり座 076-422-0821 【上映終了】5月29日(土)~6月4日(金)
石川県金沢市 シネモンド 076-220-5007 【上映終了】8月28日(土)~9月3日(金)

近畿

地域 劇場 電話番号 公開日
大阪府大阪市 シネ・リーブル梅田 06-6440-5930 【上映終了】4月9日(金)~4月24日(土)
大阪府大阪市 シネ・ヌーヴォX 06-6582-1416 【上映終了】5月15日(土)〜6月4日(金)
京都府京都市 京都シネマ 075-353-4723 【上映終了】4月9日(金)〜4月24日(土)
兵庫県神戸市 元町映画館 078-366-2636 【上映終了】5月29日(土)〜6月11日(金)

中国・四国

地域 劇場 電話番号 公開日
広島県広島市 横川シネマ 082-231-1001 【上映終了】4月22日(木)~5月14日(金)
愛媛県松山市 シネマルナティック 089-933-9240 【上映終了】6月26日(土)~7月2日(金)

九州・沖縄

地域 劇場 電話番号 公開日
福岡県福岡市 KBCシネマ1・2 092-751-4268 【上映終了】4月3日(土)~4月9日(金)
大分県大分市 シネマ5 097-536-4512 【上映終了】3月27日(土)~4月2日(金)
佐賀県佐賀市 シアターシエマ 0952-27-5116 【上映終了】4月30日(金)〜5月13日(木)
熊本県熊本市 Denkikan 096-352-2121 【上映終了】5月21日(金)~5月27日(木)
宮崎県宮崎市 宮崎キネマ館 0985-28-1162 【上映終了】5月28日(金)~6月10日(木)
鹿児島県鹿児島市 ガーデンズシネマ 099-222-8746 【上映終了】7月10日(土)~7月12日(月)
沖縄県那覇市 桜坂劇場 098-860-9555 【上映終了】6月7日(月)~6月18日(金)
*6/5,6/6,6/12,6/13 休館
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